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【ハンドボール】審判のジェスチャー一覧!退場や失格についても

【ハンドボール】審判のジェスチャー一覧!退場や失格についても

ハンドボールは「空中の格闘技」とも呼ばれるほど激しいコンタクトが魅力のスポーツです。試合中、レフェリーが笛を吹きながらさまざまな動きをしているのを目にしますよね。この記事では、初心者の方でも試合展開が手に取るようにわかるよう、ハンドボールの審判によるジェスチャーの一覧から、複雑な罰則ルールまでを徹底解説します。

目次

審判の役割と「2審制」の仕組み

ハンドボールの試合は、基本的に2人のレフェリーによってコントロールされています。これを「2審制」と呼び、それぞれが異なる役割を分担しながら、公平なジャッジを行っています。

  • コートレフェリー: 攻撃側のチームの後方に位置し、主にボールの動きや攻撃側の反則を監視
  • ゴールレフェリー: 守備側のゴールライン付近に位置し、ゴールエリアへの侵入や得点の判定を専門

面白いのは、攻守が入れ替わるたびにこの役割が自動的に交代する点です。2人の審判は常にアイコンタクトを取り合い、もし判定が分かれた場合は、より重い罰則の方が適用されるルールになっています。

【ハンドボール】審判のジェスチャー一覧

審判は言葉ではなく、体全体を使った動きで瞬時に判定を伝えます。ここでは、観戦時に役立つハンドボールの審判のジェスチャー一覧として、試合中によく見かける代表的な合図をまとめました。

攻撃・得点に関する合図

試合の局面が大きく動く際や、競技を一時中断する際に審判が行う合図です。主にオフィシャル席や観客に対して、現在の状況を明確に伝える役割があります。

  • 得点: 片腕を高く垂直に上げます。両レフェリーが同時に行うことで得点が確定します
  • タイムアウト: 頭上で両手を使って「T」の字を作ります。作戦タイムや負傷者が出た際に使われます
  • スローイン: 両腕をサイドラインと平行に前に伸ばし、攻撃方向を示します

基本的な反則の合図

ボールの扱い方や、立ち入り禁止エリアに関するルールを解説します。ここで紹介する内容は、ハンドボール 反則の中でも初心者の方が比較的覚えやすく、試合中に最も頻繁に目にするジェスチャーです。

  • オーバーステップ・オーバータイム: 胸の前や頭上で両腕をくるくると回し「歩きすぎ」や「3秒経過」の合図
  • ダブルドリブル: 両腕を交互に上下に振る
  • ラインクロス(ゴールエリア侵入): 片腕を斜め下へ伸ばし、ワイパーのように左右に振る

激しい接触(ディフェンス)に関する合図

身体の接触が激しいハンドボールにおいて、不当な接触があったことを示す重要な合図です。これらのジェスチャーの後に、フリースローや罰則の判定へと移ります。

  • ホールディング・プッシング: 胸の前で両方の拳を突き合わせる(相手を掴んだり押したりした際の合図)
  • ハッキング: 伸ばした片方の腕をもう片方の手で叩く(相手の腕を叩いてしまった時に示される)
  • チャージング: 片方の手のひらを、もう一方の拳で叩く(オフェンスが強引に突っ込んだ時の反則)

消極的な攻撃を防ぐ「パッシブプレー」

ハンドボール特有のルールに「パッシブプレー」があります。これは、リードしているチームが時間稼ぎのためにわざと攻撃を遅らせることを防ぐためのものです。

パッシブプレーの2段階合図

ハンドボール特有のルール「パッシブプレー」は、攻撃側がシュートを狙わずに時間稼ぎをすることを防ぐためのものです。審判は、攻撃の停滞を感じ取るとまず「予告」を行い、改善されない場合に「反則」を確定させるという2段階のプロセスでジャッジします。

  1. 予告合図: 「そろそろシュートを打ちなさい」という警告で、審判が片腕を直角に曲げて高く上げます
  2. 反則確定: 予告後、パス4本以内にシュートを打たなければなりません(打てなかった場合は相手ボールになります)

以前はこのパス本数が6本でしたが、よりスピーディーな試合展開を促すために、現在は4本へと厳格化されています。審判が指で「1、2~」とパスを数える姿は、試合終盤の大きな緊張感を生みます。

警告・退場・失格の段階的な罰則ルール

ハンドボールでは、ファウルそのものは「戦略」として認められることもありますが、度を越したプレーには厳しい罰則が科されます。これらは段階的に重くなっていきます。

警告(イエローカード)

軽度の反スポーツマンシップ行為や、試合序盤の軽い接触に与えられます。個人で1枚、チーム全体で3枚までが目安で、「次は退場ですよ」という最後通告のような意味合いです。

退場(2分間退場)

危険なプレー、例えば横や後ろからの不当な接触、あるいはジャンプして空中にいる選手へのプッシングなどは、選手の安全を著しく脅かすため厳しく罰せられます。審判は対象となる選手を指差しながら、もう一方の手の人差し指と中指を高く立てて「2」の数字を示すジェスチャーを行い、2分間退場を宣告します。

退場を宣告された選手は、その後2分間は試合に出場することができず、チームはその間、補充なしで一人少ない数的不利な状況での戦いを強いられることになります。

失格(レッドカード)

同一の選手が通算で3回目の退場処分を受けた場合、あるいは一発でレッドカードに値すると判断されるような極めて危険な行為や、スポーツマンシップに反する行為があった場合には「失格」が適用されます。この罰則を受けると、該当する選手はその試合に一切戻ることができないだけでなく、ベンチからも退去して観客席などへ移動しなければなりません。

ブルーカード(報告書付き失格)

2016年から導入された罰則です。レッドカードの提示後、さらに審判が「ブルーカード」を示した場合、そのプレーが「極端に悪質である」と判断されたことを意味します。試合後、審判による報告書が提出され、後日「数試合の出場停止」などの追加処分が検討される重いペナルティです。

まとめ

審判のジェスチャーは、単なる合図ではなく「試合のテンポ」と「選手の安全」を守るための大切なメッセージです。これらを意識するだけで、ハンドボールの試合はさらに見やすくなります。特にクイックスタートが主流の現代ハンドボールでは、審判の笛の直後に試合が動き出します。ぜひ、この記事を参考にレフェリーの動きにも注目してみてくださいね!

この記事を書いた人

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