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ハンドボールは左利きが有利?利き手を変える方法も紹介!

ハンドボールは左利きが有利?利き手を変える方法も紹介!

ハンドボールの試合では、「自分も左利きだったらもっと活躍できたのに」と、右利きの選手なら一度は考えたことがあるのではないでしょうか。

この記事では、なぜハンドボールで左利きが重宝されるのか、右利きの選手が右サイドで戦うための技術や、思い切って利き手を変えるためのトレーニング方法まで詳しく解説します。

目次

なぜハンドボールで「左利き」は有利と言われるのか

ハンドボールの世界において、「左利き(サウスポー/レフティー)」の選手は、単に珍しいだけでなく、戦術的に重要な価値を持っています。

「ハンドボールで左利きは有利」という言葉をよく耳にしますが、具体的にどのようなメカニズムで有利に働くのか、その理由を見ていきましょう。

決定的な違いを生む「シュート角度」

最も大きな理由は、コート上のポジションとゴールへの角度の関係にあります。特にコートの右側である「ライトバック(右45度)」や「ライトサイド」のポジションにおいては、左利きの優位性が顕著に現れます。右利きの選手がこの位置からシュートを打とうとすると、どうしても利き手がコートの外側やディフェンスに近い位置になり、ゴールに対する角度が狭くなってしまいがちです。

 しかし、左利きの選手であれば、利き手がコートの内側(ゴール側)に来るため、身体を開くだけで自然とゴール全体を見渡せる広いシュートコースを確保することができます。

ディフェンスやキーパーを惑わせる「希少性」

左利きが有利とされるもう一つの理由は、その「希少性」による相手への心理的・物理的なプレッシャーです。一般的に全人口の約9割が右利きであると言われており、ハンドボールの選手たちも普段の練習や試合では、右利きの選手のシュートを受けることに慣れきっています。

そのため、いざ左利きの選手と対峙すると、ボールの軌道や投球フォーム、力のベクトルが全て左右逆になることに違和感を覚えます。キーパーにとってはシュートのタイミングが取りづらく、ディフェンスにとっては守るべき腕の位置が逆になるため、普段通りの守り方が通用しにくくなります。

試合の流れを変える「ゲームチェンジャー」

チームの中に一人でも強力な左利きの選手がいると、攻撃のバリエーションが飛躍的に広がります。右側からの攻撃が活性化することで、ディフェンスは左右どちらにも意識を向けなければならず、守備の網を絞りきれなくなります。

このように、左利きの選手は単なる得点源であるだけでなく、相手チームの守備リズムを崩し、膠着した試合の流れを一気に変える「ゲームチェンジャー」としての役割も期待されています。チーム構成において、左利きがいるかいないかは、戦術の幅を決定づける大きな要因にもなります。

右利き選手が「右サイド」で活躍するための戦略

ここまで読んで「やっぱり右利きは右サイドで活躍できないのか」と落ち込んでしまった方もいるかもしれませんが、左利きの選手がいないチーム事情などで、右利きの選手が右サイドを任されるケースは多々あります。

ここでは、右利きの選手が不利な条件を覆し、右サイドで高い決定率を誇るために必要な具体的なテクニックと戦略をご紹介します。

必須スキル「プロンジョンシュート」を習得する

右利きの選手が右サイドから得点を量産するために、避けて通れないのが「プロンジョンシュート」の習得です。これは、ジャンプした後に空中で体を非利き手側(左側)に大きく倒しながらシュートを打つ技術です。 単に飛び込むだけでなく、高くジャンプして空中でキーパーの動きを観察し、左肩をグッと内側に入れることで、狭い角度からでもゴールへのコースを無理やり作り出すことができます。身体のバランス制御や体幹の強さが求められる高度な技術ですが、これをマスターすれば、角度の狭さを技術でカバーすることが可能になります。

「準備」と「助走」で角度を勝ち取る

シュートを打つ瞬間の技術だけでなく、ボールをもらう前の「準備」も重要です。パスが来てから動き出すのではなく、味方の動きを見てシュートチャンスを予測し、事前に助走を開始しておく必要があります。 特に効果的なのが、ボールをキャッチしてから「0歩」または「1歩」で素早く飛び込む動きです。ディフェンスが寄せてきて角度を潰される前に、トップスピードで広い角度へ飛び込むことができれば、右利きであっても十分に勝負できます。

利き手を変えることは可能?

「ハンドボールは左利きが有利」という事実を知った選手の中には、「いっそのこと、左手で投げられるようになりたい」と考える方もいるでしょう。実際に、怪我などをきっかけに非利き手の習得に挑戦する選手もいます。

ここでは、右利きの人が左でボールを投げられるようになるための、具体的なトレーニング方法と身体操作のコツを解説します。

まずは投球フォームの3大ポイントを押さえる

非利き手での投球練習を始める前に、まずは正しいフォームの要点を頭に入れておくことが大切です。ただ闇雲に投げても、不自然なフォームが身について怪我の原因になりかねません。重要なポイントは以下の3点です。

  1.  「軸足へのタメ」
  2. 「腰の回転と引きつけ」
  3. 「側屈の利用」

これらの基本動作を意識することから始めましょう。

注意すべきミスと継続のコツ

せっかくの努力を無駄にしないために、トレーニング中に意識すべき重要なポイントをまとめました。自己流の癖がつかないよう、以下の点に注意して練習に取り組みましょう。

陥りやすい「肘の下がり」を徹底チェック

非利き手でのトレーニング中に最も陥りやすいミスが、「肘が下がること」です。普段使い慣れていない腕は筋力や柔軟性が不足しているため、どうしても肘が上がりにくく、その結果、体が先に開いて力が逃げてしまいます。 せっかく練習してもフォームが崩れていては効果が半減してしまいます。鏡を見たりスマートフォンで動画を撮影したりして、客観的に自分のフォームを確認し、常に肘の位置を高く保つように意識して修正を繰り返してください。

無理は禁物!休息もトレーニングのうち

慣れない動きを繰り返すと、筋肉がすぐに張ってしまったり、握力が低下してボールを握れなくなったりすることがよくあります。ここで焦って無理をし、怪我をしてしまっては元も子もありません。 違和感があったら「今日はここまで」と区切りをつける勇気も必要です。

まとめ

今回は、「ハンドボールでは左利きは有利」と言われる理由から、右利きの選手が活躍するための戦略、そして非利き手を習得するためのトレーニング方法までを詳しく解説しました。

ぜひこの記事を参考に、自分なりの武器を見つけて、コート上で輝く選手を目指してくださいね!

この記事を書いた人

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