ハチのマークと「シェブロンライン」でお馴染みのヒュンメルとは、1923年創業の世界最古のスポーツブランドの一つです。北欧デンマークらしい洗練されたデザインと、革新的な機能性を併せ持つのが特徴です。
今回は、ブランドの由来やロゴの意味、ハンドボール・サッカーでの評判、おすすめウェアを詳しく解説します。
ヒュンメルの由来とロゴの意味は?
そもそもヒュンメルとは、どのような意味を持つブランドなのでしょうか。その名前を聞いて何を連想するかは人それぞれですが、実はドイツ語である生き物を指しています。
ブランド名の意味は「マルハナバチ」
「ヒュンメル(hummel)」とは、ドイツ語で「マルハナバチ」を意味します。1923年にドイツで創業した際、この名前が選ばれたのには、感動的な逸話が関係しているようです。
マルハナバチは、その太い胴体と小さな羽のバランスから、航空力学の理論上では「飛ぶことができない」と言われていました。しかし、現実のマルハナバチは、そんな理論をよそに元気に花畑を飛び回っていますよね。創業者であるアルベルト・ベスマーは、努力を重ねて不可能を可能にしたハチの姿に、ブランドの精神を重ね合わせたと言われています。
ロゴマークと「シェブロンライン」
ヒュンメルのロゴには、象徴的なマルハナバチのイラストが描かれています。また、袖やパンツのサイドにあしらわれている「<」が重なったようなラインは「シェブロンライン」と呼ばれています。これは、未来への広がりや前進を意味しており、今やブランドの代名詞とも言えるデザインになっています。
世界初!サッカースパイクのスタッドを開発した歴史
ヒュンメルは単に古いだけのブランドではありません。スポーツの歴史を大きく変えた「発明」を世に送り出しています。
泥沼のグラウンドが生んだ発明
1923年、創業者のアルベルト・ベスマーは、雨でぬかるんだグラウンドで滑りながらサッカーをする選手たちを見て、あるアイデアを思いつきました。それが、靴底にスタッド(金具)を取り付けたスパイクの開発です。
それまでのサッカーシューズは平らな革靴が主流でしたが、スタッド付きスパイクの登場により、グリップ力劇的に向上し、選手たちは悪天候でも思い通りのプレーができるようになったのです。ヒュンメルの誕生は、「近代スパイクの誕生」と言っても良いくらいですよね。
デンマークを拠点に世界へ
ドイツで産声を上げたヒュンメルですが、現在はデンマークに本拠地を移しています。北欧らしい洗練されたデザイン性と機能性の融合は、ここから生まれました。デンマーク代表チームとは25年以上の長きにわたってパートナーシップを築いており、北欧を象徴するブランドとして君臨しています。
ヒュンメルの真髄「ハンドボール」日本代表との関係
ヒュンメルはハンドボール競技とも深い関わりがあります。激しい接触やダイナミックな動きが求められるこの競技で、ヒュンメルのウェアは圧倒的な信頼を得ています。
日本代表「彗星ジャパン」「おりひめジャパン」を支える
2022年4月より、ヒュンメルは日本ハンドボール協会(JHA)と長期スポンサーシップ契約を締結しました。日本代表が着用するユニフォームは、日本伝統の和柄(毘沙門亀甲や束ね熨斗)を取り入れた、スタイリッシュなデザインが話題となりましたよね。
このユニフォームには、ヒュンメル独自のハンドボール専用カッティングが採用されています。脇下を1枚仕立てにすることで腕の振りをスムーズにし、激しいジャンプシュートやディフェンスの動きを一切妨げない工夫が施されています。
ハンドボールウェア選びのポイント
ハンドボールは室内競技でありながら、汗を多くかくスポーツです。ヒュンメルのウェアは、以下の3つの特徴から多くのプレーヤーに選ばれています。
- 優れた吸汗速乾性:メッシュニット素材などを多用し、汗冷えを防ぎます。
- 高い耐久性:接触が多い競技特性に合わせ、引き裂きに強い素材が選ばれています。
- 豊富なカラーバリエーション:チームで揃えやすい鮮やかなカラーが充実しています。
サッカー界でも輝くシェブロンラインの実績
サッカースパイクの先駆者であるヒュンメルは、世界中の名門クラブをサポートしてきた実績があります。
国内外の契約クラブチーム
かつてはあのレアル・マドリード(スペイン)もヒュンメルを着用していた時代がありました。現在も、以下のような国内外のチームと契約し、ピッチを彩っています。
- 海外:ヴェルダー・ブレーメン(ドイツ)、ブレンビーIF(デンマーク)など
- 国内(Jリーグ):V・ファーレン長崎、福島ユナイテッドFC
- 国内(女子・フットサル):INAC神戸レオネッサ、名古屋オーシャンズ
特にV・ファーレン長崎とのコラボレーションでは、平和を祈念したユニフォームなど、メッセージ性の強いアイテムを展開し、ファンからも高い評価を得ています。
スポーツを通して世界を変える「カルマ」プロジェクト
ヒュンメルが他のブランドと一線を画すのは、その企業理念にあります。「Change the World Through Sport.(スポーツを通して世界を変える)」というミッションを掲げ、社会貢献活動にも熱心です。
「カルマ」プロジェクトの取り組み
単なるスポーツ用品メーカーに留まらないヒュンメルとは、その企業理念において他ブランドと一線を画しています。例えば、アフガニスタン代表やチベット代表のサポートなど、政治的な困難を抱える地域のスポーツ振興をいち早く支援してきました。
また、日本国内でもガンバ大阪と協力して福祉施設へランドセルを贈呈するなど、地域社会に根ざした活動を続けています。
おすすめのヒュンメルウェア6選
ここからは、実際に人気の高いヒュンメルのアイテムを具体的にご紹介します。どれも機能性とデザインを両立したものばかりなので、是非チェックしてみてくださいね。
1. プラクティスシャツ(サルファー.S 他)
吸汗速乾性に優れたメッシュ素材の定番シャツです。脇部分のシンプルな切り替えデザインが特徴で、どんなパンツにも合わせやすいのが魅力。練習着として数枚持っておきたいアイテムです。
2. ウーヴンハーフパンツ
ストレッチの効いた軽量素材「ストレッチウーブン」を採用。足さばきが良く、ハンドボールやフットサルの激しい動きをサポートします。ポケット付きなので移動着としても便利です。
3. プラクティスパンツ(ブラック×ゴールド)
ブライトトリコットという光沢のある丈夫な素材を使用。股下がメッシュになっており、通気性が抜群です。コストパフォーマンスも高く、部活動の必需品と言えるでしょう。
4. トレーニングビブス(10着セット)
チーム練習に欠かせないビブスも、ヒュンメルなら鮮やかなライトグリーンやターコイズが選べます。メッシュバッグ付きで持ち運びも簡単です。
5. スウェットフルジップフーディー&パンツ
「HB EURO」シリーズなど、ダンボールニット素材を使用したセットアップ。柔らかい肌触りとストレッチ性で、冬場のトレーニングや遠征時の移動着に最適です。
6. ゴールキーパーパンツ(GKパンツ)
ハンドボールのGK専用パンツは、パッドこそ入っていませんが、膝の屈伸を妨げないカッティングや、裾にファスナーがない仕様など、競技特有のニーズに応えた作りになっています。
まとめ
ヒュンメルは、100年前の「雨の日の発明」から始まり、今や社会貢献までを見据える世界的ブランドです。マルハナバチのロゴに込められた「不可能を可能にする」精神は、日々努力する背中を力強く押してくれます。ぜひお気に入りの一着を見つけて、ハンドボールやサッカーに打ち込んでみてくださいね!










