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ハンドボール・45の役割とは?右と左で何が違う?向いている人も解説

ハンドボール・45の役割とは?右と左で何が違う?向いている人も解説

試合中継や部活の現場で飛び交う「45」という呼び方を、正体がつかめないまま聞き流していませんか。実はハンドボールの45は、協会の公式資料には出てこない呼び名です。今回は、役割・左右の違い・向いている人の3点を解説します。

目次

ハンドボールの45とは?

45は、コートの左右に位置するバックプレーヤーを指す通称として使われています。コート左側に立つ選手が左45(レフトバック)、右側に立つ選手が右45(ライトバック)で、略号ではLB・RBと書かれます。この呼び方は複数のハンドボール解説サイトで共通して使われていて、大学の公式サイトにも登場します。ただし、競技を統括する協会の資料をのぞくと少し様子が違ってきます。

公式のポジション名は5種類

まずは公式の分類を確認しておきましょう。日本ハンドボール協会が公開している男子日本代表の強化合宿メンバーリストでは、ポジションが次の5つで示されています。

略号ポジション名
BPバックプレーヤー
LWレフトウィング
RWライトウィング
PVピボット
GKゴールキーパー

バックプレーヤーを左右で分ける略号も置かれておらず、選手一覧では兼任の選手が「BP/RW」「LW/BP」のように併記されているだけです。公式の分類では、バックはあくまで1種類として扱われています。

大学公式は「左45°」と表記

一方、日本大学の公式サイトにある選手紹介ページでは、ポジションが「LB(左45°)」「CB(センター)」「RW(右サイド)」と表記されています。度数記号つきの「左45°」が、公式ページにそのまま載っています。つまり、公式の分類とは別に、現場の表記として左45・右45が使われているという二層構造です。公式資料に無いから間違った呼び方、ということではありません。

45という呼び名の由来は?

なぜ「45」なのか、気になりますよね。相手ゴールに対して45度の角度に位置取ることから、この呼び名になったと言われています。

左45(レフトバック)の役割

ここからは、左右それぞれの中身を見ていきます。左45はコートの左側に立つバックプレーヤーで、攻撃の中心を担うポジションとして紹介されることが多いです。そのため、得点を稼ぐ攻撃的な役割と言えます。チームの点取り屋やエース格が就くポジション、という位置づけもよく見かけます。

得点を狙う攻撃の中心

左45の主な仕事は、ゴールから離れた位置からのロングシュート、ディフェンスの間を割って入るカットイン、そして1対1での突破です。相手の守備の上から思い切り打ち込む場面が多く、試合を通して最もシュートを打つ機会が多いと説明している媒体もあります。

左45という表記が実際に使われている一例として、タイトルに「(左45)」と入ったロングシュートの動画を挙げておきます。

出典元:ORION HANDBALL 【オリオンハンドボール】

守備でも担う仕事がある

攻撃の印象が強い左45ですが、守備に回ったときの仕事もあります。守備では中央のコースを遮り、ピボットへ入るパスを防ぐ役割があり、守備でも役割を担います。攻めるだけのポジションではなく、相手の攻撃を止める局面でも人数の一角として数えられます。

右45(ライトバック)の役割

続いて右45です。コートの右側に立つバックプレーヤーで、こちらも攻撃を組み立てながら得点を狙うポジションです。ロングシュートやカットインに加えて、味方へのパスや空いたスペースの活用もし、左45と同じく点を取る役割を期待されます。

左利きが力を発揮しやすい

右45でよく話題になるのが、利き手との相性です。右45は左利きの選手が力を発揮しやすいポジションで、左利きなら角度を取りやすいという説もあります。

「右45」という呼び方は、競技を経験した人の口からも自然に出てきます。元実業団選手で現在はパーソナルトレーナーの方が、右45°の動き方をテーマに話している動画です。

出典元:函館パーソナルトレーナー田野平 安行

右と左で何が違う?

タイトルにも掲げた「右と左で何が違うのか」を見ていきましょう。先に結論を書いてしまうと、ハンドボールの45は左右で違う点が2つしかなく、出てくる差はごく限られています。

違いは立ち位置と利き手

違いの1つ目は、立ち位置です。左45はコートの左側、右45は右側に立つので、攻撃全体で見るとちょうど左右対称の位置関係になります。2つ目は、有利な利き手です。左45は右利きの選手、右45は左利きの選手が力を発揮しやすいとされています。

役割そのものは大きく変わらない

立ち位置と利き手を除くと、左45と右45の仕事はほとんど同じです。どちらもロングシュートやカットインで点を取りにいく攻撃的な役割で、シュートを打って得点を稼ぐポジションです。右サイド寄りに構える選手の利き手に目を向けると、左右対称に並んだ配置の意図が読み取りやすくなる、という見方もできます。

45に向いているのはどんな人?

ハンドボールの45にはどんな選手が向いているのでしょうか。身長何センチ以上といった基準はありませんが、利き手のようにはっきりした対応関係もあります。ここでは、判断の材料になりそうな点を見ていきましょう。

体格とシュート力が土台

まず挙がるのが体格とシュート力です。相手ディフェンスの裏や外角からの強いシュートと突破が求められ、身体が大きくシュート力のある選手が配置される傾向にあり、背の高い選手には有利なポジションだとされています。ほかに視野の広さや跳躍力、1対1の突破力、リーチの長さも挙げられます。

利き手から考える選び方

ここまで見たとおり、右利きなら左45、左利きなら右45が力を発揮しやすいです。チームに左利きの選手がいれば右45に配置する、というパターンもありますが、利き手だけでポジションが決まるものではありません。

試しながら決める方法もある

利き手や体格である程度の見当はつきますが、最後は実際に動いてみないと分からない部分もあります。ポジションの決め方として、次のような考え方を紹介している媒体もあります。

  • 自分の身体的な特性や技術、性格を振り返る
  • 複数のポジションを試験的に経験してみる
  • チームの戦術と噛み合うかを考える
  • 環境や対戦相手に応じて柔軟に変える

一つに早く決めきるより、試しながら絞っていく進め方です。ハンドボールのポジション全体をまとめた記事もあるので、ほかの選択肢と見比べながら考えてみてください。

まとめ

今回は、ハンドボールの45の役割と左右の違い、向いている選手像を見てきました。公式の分類ではバックプレーヤー1種類ですが、現場では左45・右45という呼び方が生きています。違いは立ち位置と有利な利き手の2点なので、自分の利き手から考えつつ、試合で45の動きを追いかけてみてくださいね。

この記事を書いた人

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