ハンドボールがかっこいいと言われるのは、走る・跳ぶ・投げるが一度に詰まっているからだと思います。豪快なジャンプシュートも激しいぶつかり合いも、この3つがそろって初めて生まれます。この記事では、かっこよさの理由、ルールと規格に定められた数値、心に響く名言までを紹介します。
ハンドボールがかっこいいと言われる理由は?
ハンドボールは、手でボールをつないで相手ゴールを狙う球技です。ハンドボールのかっこいいところは、身体能力と激しい接触が同時に見られる点にあります。ただ、初めて見るとどこに注目すればいいのか迷いますよね。まずは、かっこよさの中身を4つの角度からたどってみましょう。
走る・跳ぶ・投げるが揃う競技
ハンドボールには、走る・跳ぶ・投げるという3つの要素がそろっています。選手は直線のダッシュだけでなく、急な切り返しやサイドステップ、バックステップを使ってコートを動き回ります。そこに助走からの跳躍が加わり、さらに片手でボールを操る投球動作まで求められます。
空中から放つジャンプシュート
ジャンプシュートは、ゴールエリアの外から相手ディフェンスの上を越えて放つシュートです。滞空している間にゴールキーパーの動きを見極め、そこから狙った場所へ打ち込みます。利き足に関係なく左右どちらの足でも踏み切り、前方や上方、横方向へと跳び分けます。
ただ、空中でどんな体勢を取っているのかは、文章だけではなかなか伝わりません。試合の速さや距離感は、映像で見たほうがつかみやすい部分もあります。ハンドボールのスーパープレーを集めた動画も公開されていますので、気になった方は一度のぞいてみてください。
出典元:ワールドマイナースポーツ
球技の格闘技と呼ばれる激しさ
ハンドボールは「球技の中の格闘技」や「空中の格闘技」と呼ばれるほど、体のぶつかり合いが多い競技です。相手に危険を及ぼす行為でない限り、正面から曲げた腕や胴体を使って前進を阻む接触は、正当な守備として認められています。ディフェンスがエースの進路をふさぎ、オフェンスは当たりに耐えて突破を図ります。
7人全員が攻めて守る速い展開
コートに立つ7人は全員が攻撃と守備の両方を担っており、攻守が次々と入れ替わります。ボールを奪った瞬間に全員が前線へと走り込み、シュートが決まれば瞬時に自陣へ戻って陣形を整え直します。走る量が多いぶんゲームの展開が速く、選手たちは一瞬の隙を突いてパスを回し続けます。
観戦で注目したいプレーと戦術
ハンドボールの見どころは、選手個人の技と、チームで組み立てる戦術の両方にあります。豪快なシュートやセービングに目を奪われがちですが、その裏では交代や配置の工夫も動いています。ここからは、観戦のときに押さえておきたいプレーと戦術を順番に取り上げます。
時速100キロ超とスカイプレー
トップレベルの選手が放つシュートは時速100キロを超え、至近距離からゴールへ飛び込みます。それを全身を投げ出して止めるゴールキーパーのセービングも見ものです。監督の「飛んで打て」という指示に象徴されるスカイプレーは、ゴールエリア上空へ出されたパスを空中で捕り、着地する前にそのままシュートを決めるプレーです。
多彩なパスワークと戦術
ハンドボールの攻撃は、手でボールを扱う特性を生かした多彩なパスワークと、決められたサインプレーによって組み立てられます。相手ディフェンスの隙を突くクロスフェイク、空いたスペースへの飛び込み、ポストプレーヤーを使ったブロックなど、細かい連動が随所に見られます。
会場の近さと注目される選手
屋内アリーナで行われるハンドボールは、観客席とコートの距離がとても近く、選手の熱気や激突する音を間近で体感できるので、ハンドボールがかっこいいと言われる理由を体で感じられます。国内最高峰の日本リーグでは「JHL TV」などのインターネット配信もあり、自宅からでも試合を追えます。コートで活躍する選手は、ハンドボール イケメンの記事でも紹介しています。
心に響く名将と選手の名言
勝負の世界に身を置いてきた指導者や選手は、短いながらも印象に残る言葉を残しています。ここからは監督や指導者、そして宮崎大輔選手の言葉を、試合の場面と一緒に見ていきましょう。
覚悟を語った指導者の言葉
日本代表を率いたダグル・シグルドソン監督は、就任前の対談で「今の日本の状況を変えたい」と語りました。停滞していた日本のハンドボール界を変えたいという思いがあったのではないでしょうか。スロベニア代表のヴェセリン・ヴィヨヴィッチ監督は、世界選手権3位決定戦で残り10分5点差という場面で「残りの10分間、人生をかけて戦ってこい」と告げ、チームは逆転しました。
エースと双頭の龍の教え
ある高校の指導者は「点を取るのがエースじゃない、流れを作るのがエースだ」と説きました。厳しくマークされたときも強引に攻めず、味方を生かして流れを支配することが真のエースの役割だという意味です。また、大学日本一に導いた指導者は、ゴールキーパーとセンターの2人に「双頭の龍」という言葉を贈り、速攻の起点となるキーパーと、セットプレーの起点となるセンターを、攻撃の要に見立てた言葉となっています。
宮崎大輔選手が残した言葉
日本ハンドボール界の顔として活躍した宮崎大輔選手は、練習について「1つのプレーで100%、120%でやるっていうことをみんな心がけていた」と語りました。挑み続ける姿勢については「僕はハンドを始めた時からチャレンジャーなんで、そこを忘れたら僕じゃない」という言葉も残しています。実在の選手だけでなく漫画のセリフにも心を動かされる方は、送球ボーイズ 名言の記事もチェックしてみてください。
チームを支える合言葉まとめ
ハンドボールの現場では、チームスローガンや練習着のプリントとして、短くて力強い合言葉や四字熟語がよく使われています。日々の練習を耐え抜き、試合の瀬戸際で一致団結するためのエネルギー源になっている言葉たちです。ここからは、現場で語り継がれてきた表現をまとめて紹介します。
競技を言い表した合言葉
部活動の説明会などでは「サッカーとバスケを足して2で割ったもの」と表現されることがあります。ゴールを狙う面白さと、手でボールを運ぶ軽快さを併せ持っているという意味です。指導の現場で使われる「1本とって3秒で決めろ」という言葉は、守備から攻撃への切り替えの速さを表しています。
まとめ
ハンドボールは走る・跳ぶ・投げるが一つになった競技で、スピード感のあるスポーツです。プレーや戦術の見どころ、名将や選手の名言、現場の合言葉まで知ってから試合を見れば、ハンドボールはかっこいいスポーツだと感じられるはずです。今回の内容を参考に、会場や配信で試合を追いかけてみてくださいね。










